計画を作れば良い、というものではない

○「計画は作るけど、現実味が無い、使えない」
 いつも計画は作るけど、よく言われるような詳細化や変更の取り扱いは出来ていない、そんな話はよく聞かれます。これ、実は根本的な危うさを持っているのです。
○「とりあえずな計画」という発想をやめる、ここでいう「計画」とは、よくあるWBSとスケジュール(と、制約としての予算)のみの計画を指します。私の言葉では「活動の計画」です。私もPMPばかりの集団から「とりあえずWBS作ってください」と言われたことがあります。「とりあえず???」これこそがまさに問題なのです。
 とりあえず作った計画は、単に管理基準にしかなりません。マスタースケジュールと呼ばれるものが、その状況に陥りやすいと感じています。マネジメントとはほど遠い、管理・・・・。これって、プロジェクトマネジメントではなく、プロジェクト管理、です。
○計画はデザインすべき、マネジメント計画先にありきでは、どうすれば良いのでしょうか?
 まずは、マネジメントの計画を作ります。計画を生み出す正しいプロセスを、マネジメントの計画として計画します。また、どのようにマネジメントを実行し、コントロールするのか、までも、計画します。また、違う観点からは、計画をデザインします。

 皆さんのプロジェクトは、「とりあえずな計画」を作っていませんか?とりあえずな計画は、とりあえず着手と、実は、そう変わらないのです。

胸に突き刺さりますね(-_-;)