ラポール

この類の事に意識が向いているせいとは思うが、ラポールという言葉を最近よく見るようになりました。そして、ファシリテーションというのは、相手とのラポールを築くためにも有効と思っています。

企業で働くとわかることですが、一人で完結できる仕事というのは、存在しない。
たとえば、交通費の申請の一般的なフローで考えてみると

  1. 必要事項を入力して承認者(上長)へ送付(申請者A)
  2. 内容を確認し経費の担当者へ送付(申請者Aの上長)
  3. 内容を確認し給与振り込み処理(経費担当者)

交通費の申請が紙、電子文書、Webなどあるでしょうが申請-承認-処理の流れは変わらないと思います。

ある担当者が作業した結果の成果物(今回は交通費の申請書)は、品質をチェック(必要事項の記載漏れ・誤字)され、納品または処理(給与振り込み)されます。
これらのフローの登場人物と良好な関係を築けていることで、スムーズなやり取りができ作業時間が少なくてすんだりします。一方で良好な関係が築けていない場合は、何度もやり取りが発生しストレスを感じることがあるでしょう。
だから、受けるストレスをより少なくし、本業に集中するために、様々なやり取り相手とのラポールは必要条件だと思う。

ファシリテーションは、成果が最大となる事を目指すので、やり取り相手とのラポールを得るための様々な手法がある。その手法についてはまたの機会にでもふれたいなと思います。

補足
引用:ラポール - Wikipedia

セラピストとクライエントの間に、相互を信頼し合い、安心して自由に振る舞ったり感情の交流を行える関係が成立している状態を表す語として用いられるようになった。