デスマーチは無くならない
しかし、デスマーチの根本原因が「要件定義確定の遅れ」であることを考えると、結局はクライアントとのネゴシエーション次第ということになります。
今回の工事進行基準に適応するには、WBS(作業計画)をひいてEVM(進捗管理)をしっかりやれば良いだけの話です。
現在、PMBOKなどプロジェクトマネジメントを導入していないベンダーさんが、スコープマネジメントをしっかりとやるところまでストレッチするというのは難しいのではないかなと思いました。
むしろ、会計計上するために嘘が混じった進捗報告がやりにくくなる分、現場への負荷が増大するプロジェクトが出てくるのではないかという危惧を持っています。
ガラス張りで見張られるよりは、中身を見せない方がよほど気楽で良いと考える方、多いんじゃないですか?
想定外のことはどうしても起こるし、避けられない。対応としてのリスケというのは、最後の手段でベストを尽くそうとすると結局はマンパワーでリカバリするしかない場合というのは、多い。