ここが変だよ日本の管理職
- 作者: 宋文洲
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2005/07/01
- メディア: 単行本
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元ソフトブレーン社長の宋さんの著書。
あるセミナーで、挙手が遅かったためにもらい損なった本でした。
読んでから結構立ちましたが、この本のエッセンスは抜いていなかったので軽く抜いてみました。
- 日本のホワイトカラーの効率が良くない
- ホワイトカラーの中心である管理職の改革にはプロセスマネジメントが有効
- プロセスマネジメントとは、仕事の効率を上げてみんなを楽にすること
- 「集団主義」「精神主義」のみというのが科学的なマネジメントを遠ざけてしまった
- 仕事の成果を測る科学的な手段が日本にはない
- 科学的にやるには、自分たちの仕事をいかに見える化するか
- ご褒美でもらう管理職
- 科学的・合理的マネジメントとは、お客さんの心理もマネジメントすることを含められている
以下は、本文の抜粋を絡めた部分
- 謙虚さは大事
人の話に耳を貸そうとせず、何でも自分で考えたことが一番正しいんだと思い込んでいるところが、日本のホワイトカラーたちの限界なのです。
- 丸投げではない作業のお願いの仕方
部下に仕事を発注する感覚
- いかにリスクを取るか
成功した旗の下には百人が集まる
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「良いアイディアとは思うんだが・・・」というのと、「大丈夫かい。リスクはないの・・・」です。この二つの意味を含んだ内容の発言が、折に触れていろんな人の口から発せられます。
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後出しジャンケンです。
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そしてチャレンジは生まれなくなる
- 皆が腕のいい職人になれるわけではない
トータルとしてパンを美味しくするためのプロセスがきちんと連続すれば、そのパンは美味しくなるのですから
日本で行われている大半のマネジメントは、ある仕事については何でもその人に「一人」でやらせようとします。
- プロセスマネジメントが根付かないの理由の一つは年功序列の人事評価のため
- 顧客価値が大事
私たちは、全員を同じように行動させる事を目的にして社員を雇っているのではなく、お客さんが望む結果を出すために社員を雇っているのですから。
- 定量化(やってみたいこと)
機械を買ってもらうには、どういう事実を積み上げればいいか、これを出来るだけ細かい要素に分けておくのです。
- 行動のために判断する