気付きの楽しさ

わかる喜びをこれまで何度か味わってきた。自分でも変わっていると思うくらいに、理解できないことは全くダメで、いくら先生の話を聞いてもわからなかった。

半年後や1年後にちょっと戻ってみると、不思議なほどに理解できて、その時の感触は、表現が難しいですが、気持ちが良かったのを覚えている。

分からなかった部分の近辺を理解することができて、いろんな点がつながって行きモヤッとしていた部分がスッキリした。

岸田さんに話を戻せば、小学校高学年でも割り算ができなかったそうだ。母親に教わって数を割る意味が分かった瞬間、違う世界が見えてきたと語っていた。

出典 社説