ラディカル シンキング

日本人は発散に時間がかかる傾向が強いらしい。
あと、3C分析の注意点について触れてあった。
分析の順番で成果が変わってしまう事があるというのは、考えたことがなかった。

例えば、マーケティング環境分析でおなじみの”3C分析”でもその手順を間違えると、がっちりと制約条件がかかり全く広がりがなく、誤った結果を導き出すことになる。
3C分析。Customer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)の3つのCからミクロ環境を分析するフレームワーク
このフレームワークでありがちな、広がりがない間違った手順としては、Company(自社)の環境(状況)から着手してしまうこと。

自分の会社のことは、ある意味一番わかりやすい。ついここから手を付ける。そして、ナゼかみんな、ネガティブな部分を数多く洗い出す。「あれもできない、これもできない」「あれがダメ、これもダメ」・・・と。
そうすると、そのダメダメな環境が一気に制約条件となり、「競合はこんなコトもできるのに」「顧客のニーズには応えられないな」・・・ダメだ、どうしよう・・・。になってしまう。

正しい手順は全く逆。
まずは「市場の状況、顧客のニーズ」が何かを考える。
考えられるだけ考える。極端に。過激に。
次に「競合の動き」に注目する。市場環境への適合と顧客ニーズにどの程度応えられているのか。